
おもちちゃん
パグのおもちちゃん。
お久しぶりです。(^^)/
今回のオーダーは、シャンプーコース+マイクロバブルコースでした。
パパさん。と仲良~くご来店いただけたおもちちゃん。😍😍😍
今日は肛門腺について考えていきたいと思います。
肛門腺の基礎知識
肛門腺とは分泌液を溜める器官でありマーキングや個体識別に利用されます。この分泌液はわんちゃん。の体調や性格環境に応じて異なる特性を持っています。
小型犬から中型犬にかけて肛門腺の分泌物が排出されにくい傾向があります。このため飼い主様による肛門腺絞りが必要になることが多く肛門腺トラブルが頻繁に発生します。
また正常な肛門腺の分泌液はさらさらとした液体や粘土状のものが一般的で、茶色っぽい色をしています。分泌物が異常に溜まったり色や臭いに変化がある場合は肛門腺の異常が疑われます
肛門腺の主な疾患
肛門腺に関連する主な疾患は以下が挙げられます。
<肛門嚢炎>
肛門嚢内に分泌物が過剰に溜まると細菌感染を引き起こし肛門嚢炎が発生します。お尻を気にして舐めたり床にこすりつけたりするような行動が見られる場合は注意が必要です。症状が進行すると肛門付近から血や膿が出ることがあります。
<肛門嚢膿瘍>
肛門嚢炎が進行すると肛門嚢が膿で満たされる膿瘍が発生します。触ると硬く腫れており痛みを伴います。この状態では犬や猫が患部を触られるのを嫌がることが多く化膿臭が漂う場合もあります。
<肛門嚢破裂>
膿瘍が進行し肛門嚢が破裂すると肛門の横に穴が開くことがあります。この場合血や膿が漏れ出し強い痛みを伴います。破裂は肛門腺が元々排出されにくい個体や出口が炎症で塞がれた場合に発生しやすくなります。
<肛門嚢のアポクリン腺癌>
稀ではありますが肛門嚢に存在するアポクリン腺という分泌腺から癌が発生することがあります。この病気は進行が速く腫瘍がリンパ節や他の臓器に転移する可能性が高いため早期発見と早期治療が重要です。
よくある症状
肛門腺トラブルの兆候として以下の症状が見られることがあります。
<お尻を床に擦り付ける行動>
お尻を擦り付けたりお座りしながらお尻を引きずったりするような動作は肛門腺の異常を示す典型的なサインです。
<お尻を頻繁に舐める>
この行動は毛づくろいと誤解されがちですが頻繁に行う場合は異常が起きている可能性があります。
<肛門周囲の赤みや腫れ>
肛門周囲が赤く腫れていたり悪臭がしたりする場合はトラブルが進行している可能性が高いです。
これらの症状を放置すると肛門嚢膿瘍や破裂に至る可能性があります。そのため早期発見・早期治療が不可欠です。
予防と日常のケア
肛門腺トラブルを予防するためには以下のような日常的なケアが重要です。
<定期的な肛門腺絞り>
排泄時に分泌物が排出されにくい個体の場合1ヶ月に1回程度の肛門腺絞りを行うことが推奨されます。トリミングサロンや動物病院で適切に行ってもらうのも一つの方法です。
<肛門周囲の観察>
普段から肛門周囲の赤みや腫れ異臭がないか定期的に確認しましょう。異常があれば早めに獣医師に相談することが大切です。
まとめ
肛門腺トラブルは見過ごされがちな問題ですが適切な予防と早期の対応によって防ぐことが可能です。わんちゃん。の健康を守るために日常的な観察とケアを心がけましょう。また肛門腺の異常を放置するとわんちゃんに痛みや不快感を与えるだけでなく長期間の治療が必要になることもあります。そのため異常が見られたら早めに動物病院に相談し適切な診断と治療を受けましょう。
大変お勉強になりました。トリミングの一環で当店では肛門腺絞りを行っております。(絞れないわんちゃんや嫌がってチアノーゼになってしまうわんちゃんは動物病院で処置してもらうようお話させていただいております)トリミングも一緒にできるのでこの機会に1ヶ月に1度のトリミングを行っていただければな~と思います。🫶🫶🫶
シャンプーコース+マイクロバブルコースでおもちちゃん。さ~っぱりしました。ヾ(≧▽≦*)o



おもちちゃん。ありがとうございました。( *´艸`)